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第2章「全身浴」 | |
●全身浴 Q20.肩まで風呂につかる「全身浴」により体にかかる水圧は自分の体重と同じくらいである。 答えは→× 「全身浴」とは、肩までお湯につかるもっとも一般的な入浴法です。 この一般的な入浴法で受ける水圧は驚くほど大きいものです。 体全体で平均して水圧を受けるので、あまり負担を感じませんが、肩までお湯に浸かると500kg以上もの水圧がかかるのです。 心臓付近だけでも80kgの水圧を受けている計算になります。 このように水圧による体の負担は大変大きいものですが、一方で、入浴中の水圧はマッサージのような効果もあるのです。 日常生活においては、心臓から遠い下半身は血液が停滞しやすいのですが、入浴時は下半身への水圧が血液を心臓に押し上げるはたらきにより血行が促進されます。 また、肩までつかる「全身浴」はもっとも気持ちよく感じられる入浴法で、特に温泉であれば、「うー!極楽!極楽!」などと声を発したくなります。 このような気持ちのよい入浴法なので、少しでも体への負担を減らすために、いきなり肩までお風呂に浸からずに、半身浴を経ながら時間をかけて肩までつかりましょう。そして、浴槽から出るときも、「ゆっくりと」を心がけましょう。特に浴槽に腰掛けての「足浴」を長めにするようにしましょう。急に浴槽から出ると、500kg以上の水圧から一気に開放され、血液が下半身側に集まるため、脳貧血の状態になり、立ちくらみを起こします。 |