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第1章「泉質別効能と特徴 (4)硫酸塩泉」 | |
●泉質別効能と特徴 (4)硫酸塩泉 Q10.「硫酸塩泉」は傷に効く。 →答えは○ 硫酸塩泉は、動脈硬化症に効果があり、鎮静作用や血圧の降下作用もあるため「脳卒中の湯」と呼ばれています。 また、切り傷、火傷などに効くことから「傷の湯」とも呼ばれます。 そして、肌の脂分をとるはたらきによりニキビなどに効くので、「美肌の湯」の一つであることは炭酸水素塩泉と共通します。 皮膚の脂分を洗い流す力があるため、特に油症タイプの方には効きやすいです。 一方、炭酸水素塩泉は「清涼の湯」であるのに対し、硫酸塩泉は塩化物同様、肌に温泉成分が付着し「温泉パック」のような状態をつくってくれるので、入浴後も肌がしっとりした感じになる場合が多く、湯冷めもしにくいです。 しかし、皮膚の脂分を洗い流す作用があるために、人によっては炭酸水素塩泉同様入浴後に肌が乾燥しやすい方もいるので、肌が乾燥しがちな方は入浴後に保湿剤を塗りましょう。 入浴により動脈硬化症に効き、飲泉により肥満症、糖尿病、痛風に効くので生活習慣病の改善にも適しています。 「石膏泉」「芒硝泉」「正苦味泉」は旧泉質名で、陽イオンと陰イオンの組み合わせにより細分化された呼び名です。 これらが温泉分析書等に記載されていたら、硫酸塩泉だと思ってください。 硫酸塩泉・・・「脳卒中の湯」「傷の湯」「美肌の湯」 泉質別適応症・・・動脈硬化症、切り傷、火傷、慢性皮膚病 飲用による適応症・・・慢性胆のう炎、胆石症、慢性便秘、肥満症、糖尿病、痛風 |