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第1章「泉質別効能と特徴 (6)含鉄泉」 | |
●泉質別効能と特徴 (6)含鉄泉 Q12.「含鉄泉」は女性に見られがちな症状に効くので「婦人の湯」と言ってよい。 →答えは○ 含鉄泉はその名の通り鉄分を含む温泉です。 源泉は無色透明なのですが、浴槽では鉄分が酸化し茶褐色になっている「にごり湯」が多いです。 そのため、「赤湯」と呼ばれて親しまれているものが多いです。 一方、茶褐色の温泉がすべて含鉄泉というわけではありません。 塩化物泉などに微量な鉄分を含んでいても鉄分の酸化が促進されるため、やはり茶褐色になり、これも「赤湯」として親しまれているものがあります。 塩類系の温泉には含鉄泉以外にも茶褐色のものが見られますので、泉質は温泉分析書を見て確かめるのが一番です。 含鉄泉は体がよく温まりますので冷え性に効きます。 また、月経障害や飲泉により貧血に効きます。 正式な適応症には挙げられていませんが、更年期障害にもよいと言われています。 このように女性に見られがちな症状に効くため、私は「婦人の湯」と名づけました。 含鉄泉・・・「婦人の湯」 泉質別適応症・・・月経障害 飲用による適応症・・・貧血 |