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第2章「泉温別入浴効果」

●泉温別入浴効果

Q27.熱く感じる風呂の方がぬるく感じる風呂よりリラックス効果が高い。
    答えは→×


人間が持つ自律神経には交感神経を副交感神経があります。

交感神経は「動」の神経で心臓を活発に動かすなど体を活性化させたり緊張させたりするはたらきをします。
一方、副交感神経は「静」の神経で体の緊張をほぐしリラックスさせるはたらきをします。

生きるためには意識しなくとも心臓を動かせる必要があるので交感神経が心臓を動かし、その心臓の鼓動が強くなりすぎると副交感神経が制御すると考えるとわかりやすいでしょう。
これは心臓の例ですが、胃腸運動や発汗など色々な機能が自律神経の影響を受けています。

そして、入浴により交感神経と副交感神経のスイッチを切り替えることができるのです!
体温よりやや高い37℃から40℃くらいのぬるめに感じる「ぬる湯」に入ると副交感神経が刺激され「リラックス」します。
一方、42℃以上の熱いお風呂に入ると交感神経が刺激され「緊張」「目覚め」につながります。
また、体温よりはるかに低い25℃以下でも交感神経が刺激されます。

このことから寝る前は37℃から40℃程度の「ぬる湯」に入ると眠りにつきやすいことがわかりますね。
一方、朝は熱いお風呂に入ると目が覚めます。
ただし、朝は血液粘度が高まっているので体が冷えた状態で急に熱いお風呂に入ると危険をともないます。
起きたら体の伸びをしたり、水分を補給したり、さらには「かけ湯」をするなど充分な準備をしてから入浴しましょう。

手軽に目を覚ますには冷たい水で顔を洗うという方法があります。
冷水による交感神経刺激で目が覚めるので、日常意識せずにおこなっていることも理にかなっているんですね。