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第3章「浮遊浴のすすめ」 | |
●浮遊浴のすすめ Q45.「浮遊浴」は温泉に適した入浴法だ。 答えは→○ 心臓に水圧の負担をかけずに入浴する方法に半身浴があります。 しかし、肩までつからなくとも全身の血のめぐりがよくなるとは言っても、やはりお風呂、特に温泉は肩までつかりたくなりますよね。 心臓の水圧負担を軽減しつつ肩までお湯につかる入浴法に「寝浴」があります。 しかし、寝浴は専用の浅い浴槽が必要なので、施設が整っていなくてはできません。 そこでおすすめするのが、「浮遊浴」です。 文字通り体を浮かすように入浴する方法です。 浴槽の縁を枕のようにして頭をのせます。 そして、膝を曲げて足の裏を浴槽の底につけると、体が頭と膝下を支えとした橋のようになり体が浮きます。 心臓がお湯にライン付近にくるので水圧負担が少ないのに肩までお湯につかれます。 浮遊浴のコツとしては、無理に浮こうとしないで、息を吐いたら沈んで、息を吸えば浮くというように、呼吸に合わせて身を任せればよいのです。 すると、宇宙の無重力空間にいるような、また、大海原で気持ちよくプカプカ浮いているような感覚になり、脳波がα波になりやすいのです。リラックス入浴法とも言えます。 この入浴法は、特に温泉にはおすすめです。自宅のお風呂では浮遊浴をできるだけのスペースがありませんが、温泉なら楽々体が伸ばせます。 そして、温泉は色々な成分が溶け込んでいる分比重が高く、体が浮きやすいのです。 特に浸透圧でいう「高張性」の温泉は比重が高いので浮遊浴に適しています。 高張性の温泉は「塩化物泉」に多いので、そんな泉質に出会ったら、是非やってみてください。 |