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第4章「読書入浴のすすめ」

●読書入浴のすすめ

Q58.入浴中に読書をしてはいけない。
    答えは→×


混雑している銭湯や温泉で本を読むことをするのはマナーとしてはおすすめしにくいのですが、健康入浴法ということでは、無理なく適当な入浴時間を過ごせるという意味では読書が有効です。

「半身浴」や「足浴」では手の自由がききますので、読書入浴法には最適です。
また、自分の読書速度を覚えておきますと、入浴時間の目安になります。
5分間入浴するのでここまで読むまでお湯につかろう・・・といった具合です。

 「万病予防入浴法」で発汗の大切さをご紹介しましたが、ただ汗をかくのを待って入浴するのは苦手という方もいると思います。
必要なだけの汗をかくまで読書をしながら入浴しようという目安をつくることもできます。

「読書入浴」をおこなうためには、タオルを2枚持って入浴しましょう。
1枚は体を洗うなど普通のタオルを使う要領で、もう1枚は、読書を中断するときに本を包むためのものです。

入浴しながらの読書のよさに、自宅のお風呂の場合は、誰にも邪魔されずに一人だけの空間で一人だけの時間を楽しめるということがあります。
入浴のために読書するのでなく、読書のために入浴するという考え方です。
読書を中心に考えるなら、40℃未満のぬる湯で半身浴をしながら長湯をすればいいでしょう。

各温泉地に足湯が増えてきましたので、おいしい空気を吸いながら読書をするのもいいですね。