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第4章「ボケ予防入浴法」 | |
●ボケ予防入浴法 Q52.入浴中に指先などを動かすとボケ予防になる。 答えは→○ ボケ予防には脳への刺激が一番です。単純に入浴中に指を動かすというのも良い刺激です。 ボケになると入浴を嫌う人が多くなるようです。 服を脱ぐのを怖がったり、脱いだはいいが着方がわからなくなったり、ようやく入浴したら、同じところを洗い続けたり、体を洗うことを忘れたりと、日本人にとって極楽の場が、本人や家族にとっては苦労の場になってしまいます。 そこで、いつまでも入浴を楽しめるように、ボケ予防として、たまに入浴中に脳への良き刺激を受けるようにしましょう。 いくつか例をあげてみます。 ●指折り数え運動 入浴中に指を動かす時、声を出して数を数えて順に指を折り曲げてみましょう。 そして、徐々にレベルをあげていきましょう。 両手を開き、両手の親指を同時に折り、次に同時に人さし指というように親指から順に両手の指を折りながら数えます。 さらに次は高度に、右手は親指、左手は小指を同時に折ります。 次に右手は人さし指、左手は薬指というように、右側の指から順に指を折りながら数を数えていきます。 これが終わったら、左側の指から順に指を折りながら数を数えていきます。 せっかくのリラックスの入浴ですから、ストレスがたまらない程度に少しずつ慣らしていきましょう。 ●その日に出来事を思い出す 入浴してリラックスしながら、その日の出来事を思い出してみましょう。 食事のメニューを思い出すのも有効です。 ●ぬる湯の半身浴で、読者や音楽鑑賞を 40℃未満のぬる湯にはリラックス効果があります。 ぬる湯で長湯をしながら、読書や音楽鑑賞をしてみましょう。 半身浴なら長湯しても安心です。目に入る情報や耳から入る情報でリラックスしながら脳を刺激しましょう。 ●入浴剤などで「香りの刺激」を受ける 嗅覚も脳を刺激します。アロマテラピーという言葉がありますが、入浴剤の香りでも嗅覚が刺激されます。 ●歳に応じ汗のかき方を変える 金属系の老廃物は汗でないと体外に排泄されにくいのです。 汗をかくにはスポーツをするのが一番ですが、それが続かないと、逆にストレスがたまります。 アルツハイマー病の原因はアルミニウムという説がありますが、これに限らず、体の“毒素”を排泄するには入浴で汗を流すのが手軽です。 その際は、ドロドロ血にならないように、もちろん入浴前後に十分な水分補給をしましょう。 一方、ある程度の年齢になると、入浴により疲労が大きくなります。 その場合は、「入浴疲労」を起こす前に上がりましょう。 「入浴疲労」のサインは額に出ます。額から汗が出たときには入浴疲労を起こしている可能性があります。 入浴疲労を起こさないためには、額が汗ばむ程度の時にお風呂から上がりましょう。 ●入浴後15〜30分で楽しいことをイメージ化する 心が一番リラックスする入浴後15〜30分後に、ワクワクするような楽しいことをイメージ化しましょう。 旅行に出かける、緑に囲まれた大きな露天風呂でのんびり入浴するなど、あたかも実際に体験しているかのようにイメージします。 ●色々な環境のところに行く(旅行する) ボケ予防には、新しい刺激、様々な刺激を楽しく受けることが大切です。 その点、温泉旅行は最適です。色々な環境のところに行き、「転地効果」を得ましょう。 |