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第4章「リンパマッサージ入浴法」 | |
●リンパマッサージ入浴法 Q57.体を洗いながらリンパをマッサージすることで健康増進につながる。 答えは→○ 入浴による「血行促進」は、万病予防になるとご紹介しました。 そして、もう一つ万病予防につながるのが、リンパの流れを促進することです。 リンパは関節付近に多く集まっているので、「関節付近をマッサージ」と覚えれば簡単です。 ただし、マッサージといっても、筋肉のマッサージやツボの刺激とはやり方が異なります。 筋肉のマッサージは揉みほぐすようにします。 ツボは指で「点を押す」ようにします。一方、リンパは両手でギュッと押し出すようにします。 水の入ったビニール袋を揉んだり指で押したりしても水がよけるだけです。 リンパは、このビニール袋に入った水のようなものだと思ってください。 では、具体的なリンパマッサージ法です。 入浴して体が温まったら、体を洗います。 その際にタオルを使わずに手で石鹸やボディソープをよく泡立てます。 そして、関節付近を体の末端側から中心側に向かって、手全体でリンパを押し出すイメージでこすります。 石鹸やボディーソープにより手のすべりがよくなりますし、体を洗うことを兼ねるので、気軽におこなうことができます。 一例ですが、具体的には、下記の部位をマッサージします。 ●鎖骨 血液を運搬する要が心臓であるように、リンパ液を運搬する要が鎖骨付近です。 鎖骨のくぼんでいる部分に指をあて、押したり、円運動をしたり、心臓にむかうイメージで上から下へ動かしたりします。 ●わきの下 腕を上げ、わきの下のくぼみに指をあて、心臓にむかってこすったり、円を描くようにして刺激をしたりして、リンパを刺激します。 ●首 のどに手のひらをあて、首の後ろへマッサージしていきます。 首の付け根にある頚部リンパ筋を刺激します。 ●足首 くるぶし、アキレス腱の周辺にたまったリンパ液をほぐすように、やや強めに力を加えます。 ●ふくらはぎ 両手で足首をつかむように持ち、ゆっくりと、ひざ方向へ引き上げていきます。 ●ひざの裏 くぼみに指を入れ、下から軽く押し上げたり、小さな円運動をくり返します。 |