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第6章「お茶菓子とお茶」

●お茶菓子とお茶

Q72.旅館で出されるお茶とお茶菓子をいただくと、入浴の準備になる。
    答えは→○


温泉旅館に行くと、お茶とお茶菓子が用意されています。
ズバリ!これを入浴前にいただくことにより、入浴の準備になるのです!

入浴直前に食事をとるのは、消化の関係でよくないということはご紹介しました。
しかし、旅館で出されるお茶菓子程度のものなら、むしろ入浴前のエネルギー補給になるので好ましいのです。
入浴による消費カロリーはジョギングにも相当するのですから、お茶菓子程度のものなら適度なエネルギー補給になり、立ちくらみも防ぎやすくしてくれます。

次にお茶ですが、入浴前の水分補給という意味で、これまた好ましいことです。お茶は適度な熱さを持っているので、体の内側から「かけ湯」をするようなものだと考えてもいいでしょう。

そして、水分補給をしてから入浴に適したサラサラ血になるのには15分程度かかるので、お茶を飲みながら楽しく会話するのは、適度な入浴前の準備体操と適度な休憩になるのです。

さらには、お茶は「湯あたり」を防ぎやすくもしてくれます。
旅館のお茶は緑茶の場合が多いのですが、緑茶にはビタミンCが含まれていますので、「湯あたり防止剤」になるのです。

温泉に入る前には、お茶とお茶菓子をいただきながら、楽しく時間を過ごしましょう。