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第6章「温泉旅館でのマナー」

●温泉旅館でのマナー

Q75.風呂上りには浴室で体を拭いてから脱衣場に戻る方がよい。
    答えは→○


限りなく100%近く自宅のお風呂が普及することにより、入浴のマナーが悪くなってきた気がします。

自宅のお風呂は「個室」ですから入浴のマナーを教えてくれる人がいないですし、子供の頃親と一緒にお風呂に入った経験があっても、第三者からマナーについて注意されることがないので、意外と温泉に入るときなどのマナーを知らない人が多いです。

一番気になるのは、風呂上りに、体が濡れたまま脱衣場に戻り、脱衣場をビショビショに濡らしてしまう人が多いということです。

自宅のお風呂では、すぐにバスタオルに手が届くので、このような習慣がついてしまったのでしょう。

風呂上りの際は、必ず浴室で体を拭いてから脱衣場に戻りましょう。
これは湯冷めを防ぐという意味もあるんですよ。

そして、「不思議な温泉ジンクス」のコーナーでもご紹介しましたが、チェックイン時間を守るなど、ルールを守ることによって宿で楽しく過ごせるようになります。
同じように、そして、時間を守ることで言えば、食事時間守るということが一番大切です。事前に食事時間を決めたら、それに合わせて入浴するなど、食事時間に合わせて宿で楽しみましょう。

入浴後のゆとりがほしいなら、事前に食事時間を遅めにお願いすればいいのです。

ちなみに、食事や宴会は午後6時に始まることが多いですから、少し遅めにお願いすると、お風呂がすいていていいですよ。

食事時間を急に変更しても喜んで対応してくれるのは良い宿ではありますが、事前に決めた時間に合わせてベストタイミングで料理を用意してくれるように準備してくれるのですから、急な時間変更はベストな状態で料理を出せないということがあることも頭に入れてください。

そして、料理人のタイミングを壊すことにより、他のお客様にも迷惑がかかることもお忘れなくどうぞ。

せっかくの寛ぎの旅行でマナーなどというとちょっと窮屈な気もしますが、当り前のことをすればいいだけなんです。
自然にマナーを守れるようになることが、本当に旅行を楽しめる「旅行達人」への道となります。